準 校 歌
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一、
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紫紺に匂う英彦の 高嶺かすみ春深し
松林の 淡白く 花は胡蝶の夢に咲き
瞳あくれば学舎に 眉より淡くかかる月
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二、
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ああ春来れば草に座し 望み夢みし若人の
数今将に二万人 光かがやく園のうち
根強く直く伸びて行く 若きぞ我等幸多し
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三、
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錦陵の原秋更けて ああ豪放の雲の群
落日赤く染めゆけば 勝鬨あげし男の子等の
血潮もかくや燃えけんと 空しく昔偲ぶかな
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四、
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夜の幕たれて星光る 去りにし人等この星に
希望の光仰ぎしか 国分の塔を照らす月
いざさらば月今宵しも 尊き歴史我に説け
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五、
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今春にして花の色 又思い出の秋の宵
人生五十幾年は 短かからねど楽園の
青春夢は醒め易し 哀れ長かれ若き日よ
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六、
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青春夢は短かきも 頭上高く陽はかかり
向上一路輝やけり 力溢れて我は待つ
日出づる国を支えゆく 我等が時よとくと来よ
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